「アケチさーーーーん!!!」
明智さんが居ても居なくても明智さんメイン。映画観ると分かりますが、序盤でドンデン返しが待っています。どんな映画だよ…
映画は面白かったです!ミステリ…というか「ゾンビ映画」みたいな感じ。というかゾンビ映画です。なるほど、そういう展開か。実は「ジャンプ+」で原作の漫画化を読んでいたのですが…見事に推理していた犯人が外れました。なるほどな。予想していた犯行も違ってた。最初のフェイクかよ。いや、フェイクとはちょっと違うか…
テンポも良かったです。ところどころにユニークな掛け合いがあって観ていて飽きない映画でした。全体的に暗い映画になるはずですが、キャラクターのリズムある会話で明るく観れました。
あと、推理として気になる展開と、ゾンビに噛まれそうになるヒヤヒヤした展開も重なり、同じ映画で2つの映画を観ている気分。
それにしても…あの2人クズだな。薄々気付いていたのですが、まさかあんなことをしていたとは。ちょっとネタバレになりそうなので多くは語りません。
それから…もしかすると映画を観た人は何か物足りないというか、「あれ?結局どうなったの?」と感じるかもしれません。なんだか既視感。ある意味「来る」と似た終わり方かも。
僕はこの終わり方でも悪くないと感じましたが、ただ確かに物語の根本部分である「あれ」が解決できていないのは引っかかりました。結局「あれ」は何だったんだ?次作で解明されるのかな?
また映画のラストシーンで驚きの展開。まさか…彼が生きていたなんて!!そして起こる、愛憎劇。恋人の奪い合いみたいな現象が発生している。
ちなみにゾンビはグロいですが、ゾンビ撃退方法はグロくありません。CGで上手くゾンビの撃退を描かれています。レントゲン写真で頭蓋骨が突き刺さった部分が描かれているので、緩和されている。逆にグロいかも。逆に。
それから今さらですが、明智さんのキャラ良かった。ハマる。見ていて飽きないですね。犯人に嵌められた姿が描かれたと思ったら、ゾンビに囲まれている状況でも推理してワクワクしていたり。そりゃ葉村くんも戸惑うわけだ。
でも正義感強いんですよね…その正義感の強さが少し弱ければ…
そして、まさかのプロレスラー。なぜ、あんなところで走ってた?
そしてそして剣崎さんのキャラ…凄いですね。天然なのか天才なのか。途中で相撲出てくるし。可愛い。
あと葉村くんは至って普通の人でした。キスリアクションは良かった。後半、執事の人にバカにされているのも良かった。よくないか。なんだ「迷宮太郎」って。
ゾンビ&ミステリ映画。これは新境地ですね。ハチャメチャですが、一本筋が通ったところが、この映画の魅力なのかも。
P.S. まさか、あの人が犯人だとは思わなかった…ちょっとショック。それにしても、塚地さんゾンビ役が板についてきたな。