【ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ・感想】クズだけど最高の"創業者"「レイ・クロック」

マクドナルドの創業者「レイ・クロック」のストーリーです。

正確には「マクドナルド 」というシステムの創業者は別にいます。名前の由来にもなったマクドナルド兄弟が、いまの原型を作りました。それを乗っ取って拡大させたのが「レイ・クロック」。んん〜クズ!!

ただ、彼の素晴らしいところは、どんなに困難があっても、負けても、成功を信じて負けを疑わず、我を貫き通す姿なんですよね。やり方はクズだけど、成功のためなら何でもやる、その姿勢は良いと感じます。見習う点は多いかも。

多分、この映画を観た人はいかにレイ・クロックという男はクズで、マクドナルド兄弟がすごく可愛そうに見えると思います。ちなみにマクドナルド兄弟はレイ・クロックと結んだ紳士協定も守られず、新しく建てた「ビックM」も、近くに建てられたマクドナルドの影響で潰されたとか。恐ろしや。

僕は経営者のツイートとか、主に意識高いスタートアップ界隈のツイートを見かけることが多いのですが…彼らは一通り「誰に対しても性格の良さ」が成功の秘訣と語っている気がします。たしかに性格の良さは大事ですが、成功まで諦めない粘り強さ、我の強さとかも大事かもしれないです。人間、多少は頑固になった方が事態は好転するのかも。

ちなみに(ちなみに多いな)レイ・クロックは晩年までマクドナルドのことを考えながら亡くなったとか。経営者としてあるべき姿ですね。またマクドナルド兄弟は晩年までレイ・クロックのことを恨みながら逝ったとか。当然ですね。

レイ・クロックはマクドナルド兄弟をクズ呼ばわりして、マクドナルド(マクドナルド兄弟が営業していた事実上の本店)を売却した金で贅沢三昧な暮らしをしていたみたいなことを言っていましたが、調べてみるとそうでも無さそう。

あとレイ・クロックって離婚して、人妻奪ってます。クズですね〜

人間関係は色々あり、成功の仕方も色々ありますが、いろんな意味でレイ・クロックは見習う点があるかもしれません。いや、人間関係は見習えないか。我欲に従い、成功を目指そう!


P.S. レイ・クロック役を演じた「マイケル・キートン」って他の映画でも憎まれ"敵"役演じている。こいつ憎い!と思ったら、もしかしたらマイケル・キートンかも!